卵巣の炎症と原因菌の治療法


骨盤内の臓器において、最も炎症を起こしやすいのは卵巣と言われています。
同様に卵管も炎症を起こしやすいとされており、この2つの臓器は隣接していることから互いに感染しやすいと言われています。その一連の感染を、子宮付属器炎と呼ぶことがあります。
この記事では、卵巣や卵管の炎症について、原因、症状、治療法をご説明します。

卵巣の炎症の原因は?

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炎症を引き起こす原因菌として挙げられるのが、
●ブドウ球菌
●連鎖球菌
●大腸菌
●淋菌
●嫌気性菌(酸素が無い環境でも生息できる菌)
●結核菌
●クラミジア
などです。淋菌やクラミジアは、従来炎症を引き起こすことはあまり見られませんでしたが、近年ではSTDが蔓延していることから原因菌として挙げられることも少なくありません。

 

女性が持っている器官の一つである膣から侵入し、その粘膜を通り子宮、卵管、卵巣と感染が広がる経路が多く見られます。しかし、結核や肺炎・腹膜炎などの他の病気に罹患している時は、例外的に血液中に感染菌が侵入し感染する場合があります。

 

卵巣の炎症の症状は?

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卵巣の炎症も、他の感染症と同様に急性期から慢性期へと移行しながら経過します。菌の感染力によりますが、感染(増殖)力が高い菌であれば急激な下腹部痛と高熱が現れることが多いです。

 

月経痛よりも上部であることも少なくありません。感染力が低くてもやはり下腹部の疼痛が現れたり、発熱がみられたりします。他に臓器の最も特徴的な症状として、帯下(おりもの)の変化が見られます。正常な帯下は透明から乳白色(若干の黄色)であり、殺菌のため酸性であることから多少の酸臭があります。

 

しかし、卵巣炎や卵管炎を発症した場合、炎症による膿が生じ帯下と混じることがあります。その場合は帯下が黄色から人によってはグレーっぽく見える方もおられます。匂いは同じようなものが強く感じたり、腐敗臭に近くなったりします。
以上が卵巣の炎症における自覚症状ですが、残念ながら卵巣の病気の自覚症状は他の病気と酷似している場合が少なくありません。

 

卵巣の炎症の治療

基本的は、安静にしつつ原因菌に適した抗菌薬を投薬して経過を観察します。同時に、発熱や疼痛に対して解熱・鎮痛薬が投与される場合もあります。
しかし、症状が悪化したり原因菌が特定しにくかったりすると重症化することがあります。
卵巣に限る経過ではありませんが、人の細胞が炎症を起こすと状態によっては漿液が生じたり、膿が増加したりします。卵巣や卵管の特徴上、体外への排液排出が困難であるため、これらが貯留しやすい傾向があります。

 

こうなると膿腫となってしまい、外科的治療が必要になる場合もあります。その場合、周囲との癒着や炎症の状況により判断されます。

 

治療の後は?

重症度や治療内容にもよりますが、炎症による癒着や手術内容によっては不妊症になる事も少なくありません。挙児を希望されている場合は、治療終了後に造影検査などで卵巣から子宮までがきちんと開通しているかを確認した方が良いですね。それ以外は医師から特に伝えられることが無ければ、通常通りの生活が可能だと考えても良いでしょう。

おわりに

卵巣やその周囲の器官の病気は、症状が似ており自己判断が困難である場合が少なくありません。特に挙児を希望する可能性がある方は、必ず医療施設を受診し、早期発見につなげることが大切であると言えます。

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