多嚢胞性卵巣症候群の症状と原因その治療法


多嚢胞性卵巣(PCO)は、

本来卵巣が卵胞と呼ばれる袋の中で1つの卵子を成熟し排卵させる機能であるところ、未発達であったり排卵が障害されたりすることで卵巣内にたまり続ける病気の事です。月経がある女性のおよそ8-9%が多嚢胞性卵巣であると言われています。

 

類似している病名に多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)がありますが、これは多嚢胞性卵巣とは別のもので、多嚢胞性卵巣症候群の病態の一つに多嚢胞性卵巣が挙がるという事です。

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一般的には、不妊の一番の原因とされています。

多嚢胞性卵巣の原因は?

他の卵巣の病気と同様に、原因は明確になっていません。現在有力となっている原因は、内分泌代謝異常と糖代謝異常が有力であるとされています。

 

内分泌代謝異常

ここでいう内分泌とは卵胞刺激ホルモン(FSH)と黄体化ホルモン(LH)の事です。この二つは脳下垂体から分泌されており、女性ホルモンである卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の分泌量をコントロールしています。

 

通常、卵胞刺激ホルモンと黄体化ホルモンがバランスとり排卵を引き起こすわけですが、多嚢胞性卵巣では、まず何らかの原因でバランスが崩れ排卵が出来ない状態になります。すると、さらに黄体化ホルモンが血中濃度を挙げ排卵を促そうとするため、さらなるホルモンバランスの乱れを引き起こします。

 

糖代謝異常

近年では、多嚢胞性卵巣とインスリンの関係性が分かってきました。インスリンとは、膵臓にある細胞の一つで、ヒトの持つ臓器のうち唯一血糖値を下げることが出来るホルモンです。研究では、多嚢胞性卵巣がこの血糖を下降させるまでの過程のメカニズムのどこかに影響する細胞を作り出してしまっているのではないかという内容です。

 

この影響により、血中インスリン量の増加による肥満や、男性ホルモンの増加による男性化(毛深くなる)と月経不順が引き起こるのではないかと言われています。

 

筆者は多嚢胞性卵巣症候群ですが、肥満以外の症状が当てはまっています。現在インスリン抵抗性のタイプに聞く薬を内服しており、比較的一定の周期で月経が起こっています。

多嚢胞性卵巣の治療法は?

原因と同様に、治療法も明確になっていません。

多嚢胞性卵巣である女性の70%以上は不妊(排卵していないため)となる可能性があるため、挙児を希望される場合は積極的に排卵誘発剤を使用します。排卵誘発の治療を受けた80%には排卵が見られるそうですが、その卵子が妊娠に耐えうる卵子(俗にいう質の良い卵子)である可能性は明確になっていません。

 

他には、排卵誘発剤で効果が無い、無くなってきた場合などは、副腎皮質ホルモンや性ホルモンの注射を行ったり、腹腔鏡という器具を用いた手術で卵巣に直接排卵させるための処置をしたりする場合もあります。

 

現在挙児を希望していない場合は、卵巣内の卵子(および卵子の肥大)の状況によりますが特に治療法は確立していません。筆者もそうでしたが、将来妊娠・出産を希望するかしないか決まってない場合、子宮の筋が委縮しないよう月経を定期的に起こす必要があります。妊娠は子宮が進展することが前提だからです。その場合はピルを飲んでホルモンバランスを整え、排卵・月経を促します。

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おわりに

多嚢胞性卵巣は、近年比較的若い世代が増加している傾向があります。将来の事が決まっていなくても、妊娠・出産を見据えて治療を受ける必要が少なくありません。また、無排卵月経と言って、見た目は月経だけれども排卵はしていないケースもあります。心配な方は、是非受診をお勧めします。

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